私は、”自分の意志がない”人生を歩んでいました。
私の親は自らがそうであったように、学校で真面目に勉強して良い大学に入り、良い会社に入社し、自分の家と車を買って、地元で普通の暮らしをする、その普通であることがお前の幸せなんだと、私に教育しました。
今思うとこの考え方は正しいとは思えないのですが、教育とは怖いもので、当時の私はこの言葉に多少の反発や違和感を覚えながらも、そうすることが自分の幸せなんだと、本当に信じて生きてきました。
私はこのように、”自分の意志がなく”全て”親や他人に言われるがままに生きてきた”人間でした。
高校時代
自分に自信がなかった。
当時、私は周りに誇れることが一つもなく、本当に自分に自信がありませんでした。運動神経は悪く、体も華奢。勉強も本当にできなくて、成績は学年でブービーを飾ったこともある程。
自分って、何でこんなにできなくて、こんなに誇れるものがないんだろう?と自己嫌悪に陥ってばかりでした。周囲と自分を比較して、また比較され、どんどん自信をなくしていったのです。
プライドが高くて見栄っ張り
・交友の輪は広い方だったと思います。でも、本当に深くまで付き合った友達と呼べる人数は限られていました。何故なら、自信がない本来の自分をさらけ出してしまうと、実は自信のない取るに足らない人間であることがバレて、相手にされなくなったり、下に見られてしまったりするのが怖かったからです。
そのリスクがあるなら、いっそのこと自分をさらけ出さずに、表面上だけ付き合っておけば良いと考えた私は、自分から周囲に厚い厚い壁を作っていたのです。その壁を通して、努力もせず、いかに自分がすごい人間であるように誇示できるか、、そんなことばかり考えていました。
・起こること全てを周りのせいにしていました。なにか失敗しても、自分は何も決めていないから悪くない。親や先生の言うとおりにしただけだと。自信のない私は、そうやって自分のプライドを守ろうとしていたのです。自信がないくせにプライドが高い私は、そうすることでしか自分を表現することができなかったのです。。。
大学時代
大学では、九州の田舎にある小さな焼鳥屋でアルバイトを始めることになるのですが、その焼き鳥屋の目標は全国に焼き鳥屋を展開することでした。社員とアルバイト関係なく、毎週末に朝礼にて全国制覇するためにどうすれば良いかをディスカッションするほど、高い志を持った仲間に囲まれていました。
自信がなく、見栄を張ることでしか自分を表現できなかった自分が、意識の高い仲間とともに全国に焼き鳥店舗を広げるために話し合っているのは、とても新鮮で、心から楽しいと思えたのです。
私はある日、人生の師匠である当時の店長に、こんなことを言われました。
「お前の良いところは素直に人の意見を聞けるところだ。教える力ってあるだろ?教えられる力ってのもあるんだ。お前はそれが高い。どんどん吸収できるから先人達の知恵が詰まった本をとことん読みなさい。」
と繰り返し教えてくれました。
高校までの”自分の意志がなく、他人の言う事ばかりを聞いていた”ことが、実は長所でもあったことを気づかせてくれたのです。これは自分にとって、本当に大きな転機となりました。
そこからというもの、それまで全く本を読まなかった私が2日に1冊は本を読むようになり、特に「自己啓発」や「著名人の自伝」は大好きでした。
社会人(大手企業に就職)
そこからある大手企業に就職した私は、キラキラしていて、周囲を動かしリーダーシップを発揮していました。周りからも頼られ、高校の時とは比べ物にならないほど、自信に満ちていました。
3年前には将来の伴侶を得て、順風満帆な人生を送り、自信がない自分なんて忘れてしまっていました。
社会人(東京への転勤)
私の会社は全国転勤。2016年に、九州から東京へ転勤しました。
今までとは異なる場所で、異なる仕事をすることになりますが、自信に満ちた私は何も怖いことはなく、ただワクワクしていました。
が、、、その自信はいとも簡単に打ち砕かれることになるのです。
仕事ができない
私は元々技術系の人間で、九州では大きなシステムの一部分を作っていました。(まぁ大手企業によくある歯車の一部ですよね)
一方転勤先の部署は、社内ではベンチャー企業のような位置づけで、営業マーケティングからシステム開発まで全ての工程を行います。
今まで歯車の一部として、小さい枠でエクセルしか操作していなかった私が、契約、価格交渉、マーケティング、事業計画を立てることになったのです。
転勤の経験がある人なら分かりますかね?もうね、3C分析も知らない私がマーケティングしろと言われ、覚書の意味も分からない私が契約を結び、2000万を1000万に交渉してこいと言われる訳ですよ。
マジで全然できませんでした。笑
取引先には「知らなすぎ」と怒られ、上司には「視野が狭すぎて話にならん」と罵られました。
大学時代に培った人生哲学も、社会人になって得た専門知識も何もかも約に立つことはありませんでした。
自分とは無関係と思っていた社畜化
仕事量は膨れ上がり、入社5年目の当時の私は、平日の平均退社時間は0時。かつ土日返上で働くことに。
その上、その時の上司は「会社のために働くことが当たり前」とすら発言していて、私は期待に答えようとしこたま働き続けました。
そんな生活を続けて2年間、強い感情が生まれてきました。
俺の人生このままで良いんだっけ?
これは本当に自分がしたいことなの?人生は一度きりだよ?
働き続けることが最良な道なの?本当にそれで良いの?
でも周りも皆そうしているし…また自分の意志がないの?
東京に来てからの2年間、ず~っと自問自答を繰り返しながらも、生きてきました。。
転機:政府が働き方改革なるものを掲げる
働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ。多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいきます。
※引用:首相官邸「働き方改革の実現」
この働き方改革に会社も全力で取り組むことになり、ブラックな部署もいよいよホワイトに浄化されていきました。
業務量は一気に減らされ(元々が異常だったのですが)、平日は必ず8時には退社、土日はきちんと休める余裕ができ、私は救われました。。。
時を同じくして、担当で共に働いていた人が、次々とやめていくことになるのです。その理由は多種多様で、副業が本業の収入を超えたから、資産を運用するから、等様々な理由がありましたが、「自ら”働き方を改革”している人もいるんだな~。」程度に興味も持った私は、少しずつ調べることになります。
色々な働き方をしている人を知るために、大学時代のように本を読み、メルマガに登録し、ブログを読み漁り、ひたすらに情報のシャワーを浴びるようになりました。また、オンラインサロンに入会してフリーランスの知り合いができ、色々情報交換をするようになりました。
すると…少しずつですが私の考え方に変化が出てきます。
ひとつの会社の”価値観”にとらわれていることに気づいた。
会社という組織で働いていると、サラリーマンとしての価値観しか形成されないわけで、それが自分の当たり前になっていきます。
だからメルマガで会社以外の人の生き方を知ったり、オンラインサロンで会社以外の人と話すまでは、それが明らかにブラックな環境下に置かれていたとしても、自分の働き方に疑問を感じたこともありませんでした。
しかし、働き方改革をキッカケに、私はサラリーマンとしての生き方以外にも、視野を広げるためのヒントを貰いました。
今後の人生
誤解のないように言っておくと、サラリーマンがいけないとは思っていませんし、サラリーマンを辞めるつもりはありません。ただ、サラリーマンだけの生き方だけしか視野にないと、一度きりの人生勿体無いんじゃないかと。そう強く感じていることは確かです。
私はこのような考え方を妻に話すと、面白そうだね!色々やってみようよと、前向きな姿勢を示してくれました。大体こういう時、周りは足を引っ張ってきます。私の挑戦を後押ししてくれる妻には本当に感謝です。
自分の人生の目的は、少しでも多くの幸せを積み上げることです。
過去の自分の経験を振り返ってみると、私が幸せでキラキラ輝いていたと感じる時は、「ワクワクしている時」でした。ということは、私はこの人生でとにかくワクワクすることを経験すればするほど、幸せになれるということに気が付きました。
一生サラリーマンだけに注力するか、もしくは副業をしたり事業を立ち上げたりするか。どっちがワクワクするかは即決でした。
まずは副業
私はサラリーマンとして、一つの働き方に縛られることなく、副業を初めます。
高校の時のような自信がない時ではなく、大学の時のような自己啓発の世界だけに生きるのではなく、それを実行することで、本当にワクワクする人生を送ること。そう決めました。
副業の中身は、ひとまず雑記ブロガーとして始めることにしました。
何故雑記ブロガーになったかは、以下に記載しています。
勿論、このブログ一本だけでなく、様々なことにチャレンジして、本ブログに記載していこうと思います。
ひこまるってどんな人?
30歳男、東京都在住のサラリーマン、IT業界におけるサービス企画を行う、新しいもの好きなミーハー星人。九州から満を持して上京し、洗礼を浴びる。
一度きりの人生、「楽しむために楽をしない」をモットーに、いかに人生を楽しみワクワクしていけるかを考えています。
性格は 典型的なO型タイプ。ノー天気で、細かいことは気にならない性格です。内容の洗いブログ記事があったらご容赦ください。笑
ワクワクすること、好きなこと
・美味い店を開拓すること
・初体験をすること
・旅先で絶景を見ること、地酒を飲むこと
・お得な情報の収集と、それを人に教えること
・人生哲学を学ぶこと
・死ぬまでにしたいことをリスト化すること
・承認ではなく、感謝されること
これからの展望
サラリーマンとして働くのが良いのか、フリーランスとして働くのが良いのか、はたまた二足のわらじを履くことが良いのかは分かりません。
ですが、私はサラリーマンだけの視野しか持たず、人生で終えていくのは、本来なんでもできるはずの人生の幅を狭めており、本当に勿体無いと感じます。
私は自らがワクワクする人生を歩み、それを情報発信していくことで、読者の方々のワクワクにつながるような、そんな情報発信ブログとして、皆様に情報をお届けしていきます。
これからもひこまるをよろしくお願いいたします。